会場① 円卓か、長テーブルか
卓と席順についてです。
当初は、全員で20人強と少人数だし、円卓を利用せずに、長テーブル1本にしようと考えていました。
一番の理由は、高砂が絶対に嫌だったということ。
また、円卓を使うといかにも披露宴っぽい仰々しい雰囲気になるし、お互いの親族がバラバラにもくもくと食事をする…という風になるかなと思っていたのです。
プランナーさんにその気持ちを伝えて相談したところ、20人というのは、円卓か長テーブルか微妙な人数で、もしかしたら円卓3つにわけた方が良いかも、と提案してくださいました。
長テーブルだと、意外と全員ずっと座りっぱなしになりがちで、むしろ円卓の方が、立ってお酌に周ったりするのが自然だから、そこでみんなで写真を撮ったり自由に会場を行き来したりしやすい雰囲気になるかも、とのこと。
それもそうかもと思い、最終的に「円卓×3」という形に決めました。
結果的には、円卓3つにしてよかったです。
私たち自身も円卓にしたお陰でお酌に周りやすかったし、プランナーさんの言う通り、皆お酒が入ってきたら、自然に卓を超えてお酌したり、立ち話したりで和気あいあいとした雰囲気の食事会にすることが出来ました。
自分たちの意見だけだったら絶対長テーブルにしていたと思うので、プロの意見ってありがたいな~と思う出来事でした。
当日④ 食事会・後編
前編の続きです。
とりあえず全員のお酌に周って、一度席に戻りました。
普段だったらお酌して喋るなんて何ともないのですが、やはりドレスを着ているというだけで消耗するし、親族の方に失礼があってはいけないと思うと結構くたびれますね。席に座ってしばらくは、休憩がてらお茶を飲み、食事をしました(笑)。
その間、両家の両親がお互いの親族の卓を回ってくれていました。
話してるうちに、うちの父やそれぞれの家の叔父が教育関係の仕事をしているということがわかって、卓を超えて名刺交換、立ったまま雑談してたり(笑)、叔母様方は着物や服を褒め合ったりしていて、至る所で大人力が発揮されていました。
結構みんなお酒も入ってきたので、笑い声があちこちから聞こえて、あ~私も会話に入りにいきたい、でもドレスじゃ動けない~…っていう感じでした。
そうこうしているうちに、あっという間にデザートと締めのお茶がサーブされ、そのタイミングで、そろそろピアノを弾こうかということになりました。
席を立って会話していた人たちが戻ったところで、主人が「ここで突然なんですが、僕たちは趣味でピアノをしているので、あまりこういう機会もないので披露させて頂きたいと思います」と切り出しました。
叔父叔母たちも結構酔ってるので、そんな口上の途中にも「よっ!」みたいな合いの手が入ったりし、お陰で緊張せずに済みました(笑)
1曲目は主人が好きな曲をソロで弾き、2曲目は連弾をしました。
出来はまあまあ、そんな大きな失敗もなく無難にまとまったかな?って感じです。終わったあと「あ~緊張した~~~~~」と思わず声が漏れてしまい会場から笑いが…(笑)
私たちはケーキも切らなかったし、スライドなどもしなかったので、ちょっとした演出代わりになって、進行にメリハリがついてよかったかなと思います。
ピアノが終わった後、そのまま流れで、会場の方が「では最後新婦さまより…」と促して下さり、では最後にごあいさつをさせて頂きたいと思います、と、締めのあいさつに入りました。
「本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。わざわざ遠方よりお集まりいただいた皆様に、十分なおもてなしが出来たか不安にも思っておりますが、たくさんお祝いのお言葉を頂き本当に感謝しております。きちんと恩返しが出来るような人間になりたいと思いますので、今後も末永くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします」というような感じで、だらだら喋らず短めに切り上げました。
私はこういう場で感極まったりしない方なので、まあ今日も泣かないだろうな~と想像していたのですが、案の定涙は一滴も出ませんでしたね。笑
その後両家の父があいさつをしました。
うちの父は「本当はこの場で娘を褒めないといけないんでしょうが…まあ、いい子ですよ」みたいなことを言ってました。
そして最後に主人の父がしっかりと締めて下さり、無事に終宴ということになりました。
プチギフトなどは用意しませんでしたが、普通に扉のところで、今日はありがとうございました。と皆様にお礼をして、また写真を撮ったりしました。
終わってみたら、2時間の予定が少しオーバーして、2時間半くらいになりました。それでも喋り足りないで、うちの親族はそのままバーに移動してまだまだ喋ってたようです。
当日③ 食事会・前編
親族紹介のあと、集合写真と家族写真の撮影のため写真室に全員で移動。
並び順など、特に決めていなかったのですが、スタッフの方がテキパキと指示を出して下さいました。
集合写真、新郎側の家族写真が終わった後、お世話になったプランナーさんが様子を見に来て下さいました。やっぱり、見知ったスタッフの方が来て下さるとほっとしますね。新婦側の家族写真撮影の立ち位置にスタンバっていたため、ほとんど話せませんでしたが、「〇〇さ~ん!ありがとうございます~!」と思いっきり手を振って感謝の気持ちを伝えました(笑)。
撮影後は先に家族が宴会場に移動し、その間にメイクさんが少しドレスや前髪など直して下さり、新郎と腕を組んでふたりで宴会場へ。
「では、おふたりの入場です」みたいなのは絶対嫌!と言っていたので、普通に宴会場の扉が開けっ放しになっているところから、流れです~っと席の方に歩く感じでした。
席まで着いたところで、スタッフの方が「では新郎様から…」と水を向けて下さり、最初のご挨拶をしました。
「この度はお忙しい中ありがとうございます。ささやかではありますが、日ごろお世話になっている皆様にお食事の席を設けさせて頂きました。ごく内輪の会ですので、お気軽にお楽しみ頂ければと思います。では〇〇さん(伯父)より乾杯の御発声をお願いしたいと思います」
というような、ごくごくシンプルな内容でした。
緊張はしてましたが、詰まることもなく、無難にまとめてました。
その挨拶を受け、そのままうちの伯父が乾杯の発声。
伯父は喋るのが好きだし、場慣れしているので、うまくなごやかな雰囲気の挨拶をしてくれました。
その後はいったん座って、しばらくは普通にお食事。
テーブルを3つ(私たち家族、新郎・新婦それぞれの親族)に分けていたので、どんな雰囲気になるかな…と心配していましたが、久々に会った親族同士それぞれのテーブルで盛り上がっていたので良かったです。
私と新郎は、あとでお酌に周る予定だったので、今のうちに食べておこう、と、前菜や海鮮料理など普通にもぐもぐ食べました。さすがにドレスがきついし気も張っているので、やや残し気味でしたが。
本当は私はビールをごくごく飲みたかったのですが(ビールの銘柄はエビスにしました)、さすがにおとなしくウーロン茶を飲みました。
食事をしつつ、しばらくは、新婚旅行はどうするの?とか、準備大変だったでしょ~、みたいな話をしてました。
その後、お料理が2~3品出たところで、じゃあお酌に行こうか、ということになり。
旦那が瓶を持ち、私が後ろを着いていく形で全席を回りました。
まずは中央の卓のふたりのおばあちゃんにご挨拶。はじめてお会いするのでドキドキでしたが、おふたりとも柔和で、近いうちに遊びにおいでね、と言って頂きかなり嬉しかったです。
主人のお母さん方のおばあちゃまは感極まって泣いていらっしゃり、主人はびっくりしてました(笑)
そのまま卓を移動し、両方の親族(叔父、叔母)にお酌。
旦那側の親戚とは、小さい頃以来あまり会ってなかったと聞いていたので、会話がつながるか心配してましたが、皆さんやはり大人なので、うまく話を盛り上げて下さり本当にありがたかったです。
新郎は叔母様たちに「ちょっと~!随分久しぶりだけど私のこと覚えてた!?」などといじられまくりタジタジでした。
私側の親戚は、年の近いいとこたち(ちょっとだけ年下の女の子3人)が来てくれていたので、やはりドレスやメイクなどに興味深々だったみたいで、かわいい~♡などたくさん言ってくれて、お世辞とわかりつつ嬉しかったです。
女の子で集合して写真を撮ったりして盛り上がりました。
そんなこんなでお酌だけでたぶん4、50分はかかったかな?と思います。
3卓しかなかったので、それぞれゆっくりお話しできたので(普通の披露宴だと全然喋れないですよね)、それが一番よかったな~と思います。
後半に続く。
当日② 親族紹介
当日の様子その2です。
ドレスを着終えて、新郎と合流。きれいだよ~とか言ってくれるかと思ったけど特にそう言ったコメントはなし(笑)。
そのまま、写真撮影(親族集合写真の前にふたりの撮影を先にした)で、同じフロアの写真室へ。カメラマンの方に、もっとくっついて!とか、新婦さんは顔をこっちにむけて~、ちょっと肩下げて~、ブーケをこうして~、とか、言われるがままに撮影され、無難に終わりました。
すぐに親族控室へ移動。美容室・控室・写真室が全部同じフロアにあるので、移動がめっちゃ楽でした。
叔父叔母や振り袖姿のいとこが集まっていてくれて、「わ~!ありがとう~!かわいい~!」とか言ったりしてちょっと落ち着きました。
(あとで写真を見返すと、ものすごいテンション高い笑顔で叔父叔母に手を振っている自分の姿がばっちり残されていました…。)
ウェルカムドリンクは手配してませんでしたが、桜茶という、桜の花びらを浮かべた縁起の良いお茶を全員に出して下さってました。私はお手洗いが近くなるのが嫌だったのと、万が一こぼしたら…と思って飲めなかったですが。
介添えさんに促されるままに席に座り、他の親族も全員座って待っていると、会場の進行担当の方(男性)が、ご自身の簡単な自己紹介(私は本日担当させて頂く〇〇です、というような)をされ、「ではこれより親族紹介を…」とタイミングを出して下さいました。
この瞬間、部屋がシーンと静まり返ったので、緊張感が漂い、ものすごくハラハラしました…。BGMとかもなかったし。
まず旦那のお父さんは、割にお話の上手な方なので、名前の紹介と共にどこから来たか(全員地方から来てもらってるので)を簡単に紹介してくださいました。
その次にうちの父なんですが、こっちは話が苦手なタイプで、明らかに緊張してたので、私や妹はちょっと笑いをこらえつつ、小声で「がんばれ~」と応援していました(笑)
でも、なんとか間違えず、無難にまとめてくれてました。
(終わったあとに聞いたら、あの場になると親しい人の名前をド忘れしそうになるな…と言ってました)
ほっとすると同時に、あ~結婚式っぽいな~っていう実感がここでやっと沸いてきました。
食事会に続く。
当日① ヘア&メイク
当日の様子を時系列にまとめます。
ちなみに大体のタイムスケジュールとしては
◆10:30 美容室入り
◆12:15 新郎新婦写真撮影
◆12:30 控室に集合、親族紹介
◆12:45 写真撮影
◆13:30 宴会開始
◆15:45 おひらき
っていう感じです。
◆朝
8時起床。旦那はシャワーを浴びて、自分でヘアセット。私は美容室の方に「髪もメイクも何もしないでください(下地とかも)」と言われていたので、本当に洗顔のみ。朝メイクしないでいいとものすごく楽ですね。
いつも朝はコーヒーを飲むのですが、今日はあんまりトイレに行けないと思ったので、少し水を飲む程度に抑えておきました。
それから、ピアノとスピーチの最後の練習をし、9時ごろ、楽譜と新郎の靴を持って、私はすっぴんなのでマスクをして出発。
◆10:00 ホテル着
新郎は美容室に入る時間が1時間ほど遅いので、前泊している新郎親族の部屋で待機するということで一旦別れる。
私は母&妹と合流し、少しおしゃべりした後、私はアクセサリー(パールのネックレスとイヤリング、指輪)、母は美容室の方&会場スタッフの方へのお差し入れ(お菓子)を持って美容室へ。
私は美容のリハーサルにまったく興味がなかったため、一発本番だったのですが、ヘア担当の方(30代後半くらいの落ち着いた雰囲気のお姉さん)もメイクの方(20歳そこそこ?若くて初々しい可愛い女の子)もものすごく感じがよくて安心しました。
一応のリクエストは、「髪は低い位置でのアップで、前髪は自然に流す感じ、おくれ毛はなし」「メイクは濃すぎず、美人っぽくしてください(笑)」これだけ。
でも、ちゃんと汲み取って、素敵に仕上げて下さいました。
メイクが、けばけばしたら嫌だな~…と思ってちょっと心配だったのですが、アイシャドウを茶系、口紅もコーラル系と、ナチュラルな色味にしてもらったので、本当に自然な仕上がりでした。使ってたブランドをあれこれ聞いてしまいました(笑)
以下自分のためのメモ(笑)
★アイブロウ:RMKのパレット、アイシャドウ:ルナソル、マスカラ:ヘレナ。特にアイブロウがよかった!主人にも、なんか眉がいつもと違っていいねと言われた。いつもペンシルだけで書いて無理やりぼかしてるけど、ちゃんとグラデ作んなきゃな…と反省しました。笑
メイクの途中で、お世話になる介添えさんが挨拶に来てくださいました。40過ぎくらいの、やさしい雰囲気のスレンダーな方。どんな方かな~と心配してたのですが、ベテランらしく頼りになる雰囲気の方だったのでここでも一安心。
あと、用意してるうちに、お花屋さんが、ヘッドピースとブーケを届けに来てくださいました。
ヘア&メイクが完成したあと、いよいよドレスを着るのですが、ここで恥ずかしくも足が震えて…(笑)自分では、そんなに緊張してないつもりだったんですが、何だかんだプレッシャーがあったのかなあ。
このあと、新郎と合流して、写真撮影&控室に向かいます。
続く。
前日の準備
いよいよ明日に当日を控え、私のテンパりはクライマックスに…(笑)
14:00
ホテルの衣装室にて、最終フィッティング。
体重は、1キロたりとも増えも減りもしなかった(笑)ため、特段補正も必要なく、試着はすぐ終了。
そのあと歩く練習、あとブーケの持ち方を教わりました。
「つい胸のあたりで構えて持ちたくなりますが、もう少し腕を下ろした位置で持つ方が、ドレスの胸のところのデザインや腰のくびれが見えてきれいです」と言われました。
(が、当日の写真を見返すと、すっかり忘れてほぼ胸のあたりで構えて持っていました。笑)
私のドレスはそんなにトレーンが長くない方だったのですが、それでもかなり重く、歩くときはよたよたっとしましたね。どうしても伏し目がちになるし。何事もやってみないとわからないものですね。
試着のあと、白ハンカチとストッキングを衣装室に預け、アンケートに回答して終了。
担当の方が、最後ものすごい笑顔で、「明日楽しんでください!」と言って下さったお見送りして下さったのが嬉しかったです。上戸彩似のかわいい子だったな笑
14:45
試着が終わるタイミングで、前泊する家族(両親と妹)がちょうどホテルにチェックインしたのことだったので合流。
当日使うものを客室で預かっておいてもらいました。
(パールのネックレスとイヤリング、結婚指輪、プランナーさんにお渡しするお礼の品)
プランナーさんは、心付けは受け取って頂けないとのことだったのですが、本当に気持ちの良い素敵な方たちだったので、3000円程度のお礼品を用意しました。
契約時にお世話になった男性の方(マネージャーさん)には伊東屋の革巻きボールペン。
いつも打合せして下さった女性の方には、RMKの限定の口紅を差し上げました。
その後家族と明日の進行やゲストのお出迎えなどについて確認し合い、じゃあ明日ね~と解散。
その足で私は伊勢丹メンズ館へ。
1週間前に、旦那が当日履く革靴を伊勢丹で購入したのですが、皮がまだ馴染んでいないので足の甲が痛いとのことで、ストレッチャーにかけてもらっていたので、それを受け取りに行きました。
通常なら2週間くらいかけてゆっくり皮を伸ばすらしいのですが、1週間後の結婚式に使いたい旨を店員さんに相談したところ、やれるところまでやって下さるということに。(まあ、こんなギリギリに買ってるのがそもそも迂闊なんですが…笑)
家に帰って試し履きしてもらったところ、痛みも減り、何とか行けそう!とのことで、一安心。
夜は旦那と、ピアノ・ウェルカムスピーチ・最後の挨拶の練習。
私も旦那も、そんな長々としゃべるわけでもないので、原稿は持たずに挨拶することにしました。
旦那は、口では「そんなに緊張してないよ~」と言いつつ、スピーチの練習はかなり念入りにしていました(笑)
そして明日に備えて、11時ごろには布団に入り、さすがに緊張で眠れないと思ったので眠剤を飲んでぐっすり寝ました。